院長ブログ

医療とSDGs とは?

2020.12.29

最近SDGsという言葉をよく耳にするのではないでしょうか?SDGsとはSDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)という意味で、これまで人類は、スピーディーな成長や発展ということを重要視してきましたが、一度立ち止まり限られた物的・人的な資源を有効に生かし持続的に成長できる社会を目指そうという考え方です。全ての社会活動においてこれからSDGsが叫ばれ、今よりも厳しく達成目標が掲げられる事となるでしょう。

さて医療におけるSDGsとは何でしょうか?医療界では未だ明確な答えはなく模索が続いている状態です。当院でもその答えを探すべく、話し合いを重ねている時に耳にしたのが『emmyWash (エミーウオッシュ)』です。emmyWashは笑顔づくりと感染症の予防・感染拡大防止を同時に目指す社会装置です。

emmyWashとは、新型コロナ流行のなか、皆が当たり前に日々使用する自動手指消毒液噴霧装置です。しかし、ただのそれとは大きく異なり、器機内部にはヒトの笑顔を関知するAIが内蔵されています。emmyWashに向かって“にっこり”すると、器械が笑顔を感知して消毒液を噴霧します。にっこりが足りないと器械は作動してくれません。

emmyWashがなぜSDGsなのでしょうか?emmyWashは前述の笑顔で感染予防をするだけでなく、同時に笑顔の数=エミーコインという仮想マネーとしてカウントして「笑顔の貯金」をします。その貯金が、エミーコインを管理する会社から、人々の生活を豊かにするような事業に寄付されます。

コロナ禍でまだまだ不安な日々が続く中、emmyWashを設置し、患者さんやスタッフみんなが“にっこり”することで病院が明るくなるでしょう。また笑顔で微笑むほど、エミーコインがたくさん貯まりそれが社会貢献につながります。まさにSDGsが目指す社会です。

当院では、医療がSDGsという目標にどう貢献できるのか考え続けてゆきたいと思います。是非病院にいらした際は2階の受付に設置してあるemmyWashに向かって微笑んでください。

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鹿児島園田眼科形成外科